2013年01月12日

芥川龍之介全集(第14巻) [ 芥川龍之介 ](販売店:楽天ブックス)



■目次
悠々荘/彼/彼第二/貝殻/文芸雑談/萩原朔太郎君/或社会主義者/露訳短篇集の序/玄鶴山房/鬼ごつこ/僕は/藤森君の「馬の足」のことを話せと言ふから/その頃の赤門生活/蜃気楼/河童/芝居漫談/軽井沢で/註文無きに近し/少時からの愛読者/小説の読者/三つのなぜ/春の夜は/誘惑/浅草公園/「庭苔」読後/食物として/今昔物語鑑賞/都会で/たね子の憂鬱/耳目記/僕の友だち二三人/「道芝」の序/無題/漱石先生の話/夏目先生


■青空文庫から『軽井沢で』を一部抜粋
 黒馬に風景が映(うつ)つてゐる。
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 朝のパンを石竹(せきちく)の花と一しよに食はう。
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 この一群(ひとむれ)の天使たちは蓄音機(ちくおんき)のレコオドを翼にしてゐる。
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 町はづれに栗の木が一本。その下にインクがこぼれてゐる。
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 青い山をひつ掻(か)いて見給へ。石鹸(せつけん)が幾つもころげ出すだらう。
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 英字新聞には黄瓜(かぼちや)を包め。
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 誰かあのホテルに蜂蜜を塗つてゐる。



■『軽井沢で』などの著作権が切れている作品は青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)でも読むことができます。


タグ:芥川龍之介
posted by 47735 at 16:04| 小説 | 更新情報をチェックする
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